痛風がもたらす合併症の恐怖…ほうっておくとどうなるの?

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合併症にも気を付けよう

何の対策もせずに痛風を放置しておくと、合併症を引き起こす可能性が高いということは、皆さんもご存じですよね。痛風になると、どうしてそのリスクが高まるのか、具体的にどんな合併症があるのか。正しい知識を備えておこう!

監修医師:山崎 昌洋先生

幸手クリニック院長

痛風は合併症を起こしやすい

健康診断などで尿酸値を測る検査がありますが、尿酸値が7.0mg/dLを超えた状態を「高尿酸血症」といわれます。高尿酸血症の人は痛風以外にも、高血圧や肥満、糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病を併せ持つケースが多いようです。このような生活習慣病が重なると動脈硬化の進行が速くなり、心筋梗塞、脳梗塞といった心血管障害や慢性腎臓病などを合併しやすくなります。

痛風患者の合併症

  • 高血圧
  • 肥満
  • 高中性脂肪
  • 高コレステロール血症
  • 尿路結石

痛風財団のホームページによると、上の5つが合併症に多いと伝えています。「高血圧」は、痛風患者の半分近くにあたる49.2%。また「肥満(42.0%)」「高中性脂肪(42.8%)」も割合が高く、痛風の人は太っている人が多いというイメージは、あながち間違ってはいないようです。このほかにも、心血管障害(狭心症や心筋梗塞)や脳血管障害(脳出血や脳梗塞)といった病気も、痛風に起きやすい合併症といわれます。[注3]

自覚症状がなくても油断は禁物!

痛風や尿路結石は、炎症と痛みで私たちにカラダの異常を伝えてくれますが、高尿酸血症や生活習慣病だけでは自覚症状がないため、放置されやすくなります。しかし、カラダのなかに尿酸が増えることで、さまざまな病気を発症しやすくなっているのは事実。場合によっては、命にもかかわる病になる可能性もあるわけですから、自覚症状がなくても早期発見、早期解決へ導くことが重要です。そして、過食やお酒の飲みすぎ、運動不足など、生活習慣の改善に努めるよう心がけましょう。

さゆりのワンポイントアドバイス

痛風は生活習慣病のサイン。改善に努めよう!

合併症は自覚症状がなかったり、わかりづらかったりするから怖いのよね。でも、そうしたカラダの異常を激痛で知らせてくれるのが「痛風」。知らないうちに症状が進行する病と比べれば、ある意味、ありがたいシグナルかもしれないわよね。痛風になったら他の病気も隠れている可能性もしっかり理解したうえで、生活習慣を改善しながら痛風の改善・予防をしていかないとね。

参考文献

  • [注1]日本痛風・拡散代謝学会(2012)「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン」メディカルレビュー社
    <http://www.tukaku.jp/wp-content/uploads/2013/06/tufu-GL2.pdf>
  • [注2]株式会社三和化学研究所「高尿酸血症の怖い合併症」
    <http://www.skk-net.com/health/illness/02/index02.html>2018年1月20日アクセス
  • [注3]公益財団法人 痛風財団「痛風にはどんな合併症がありますか?」
    <http://www.tufu.or.jp/gout/gout1/47.html>2018年1月20日アクセス

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